この記事でわかること
- 主要な割引の仕組みと使い分け
- 割引前後の料金比較
- いつ・どこを見ればセールでさらに安くなるか
東京〜大阪の片道は約14,000円。仙台や新潟も1万円前後と、旅行や帰省のたびに大きな出費になります。
でも、予約方法や買い方をちょっと変えるだけで、数千円単位の節約が可能です。浮いたお金をホテルやグルメに回せば、旅の満足度もぐっと上がります。
今回は、筆者(関東・東北エリア利用者)が実際に使っている節約術と、全国で使える方法を合わせて紹介します。
最後には「新幹線+ホテルセット」でさらにお得になる予約方法も解説します。
まずはざっくり結論|タイプ別おすすめ早見表
あなたのタイプ | おすすめの割引方法 |
---|---|
JR東日本エリア | えきねっとトクだ値 |
東京〜大阪利用 | ぷらっとこだま/EX予約の早特 |
旅行+新幹線セット | 旅行パック(ホテル込み) |
年に数回だけ利用 | 株主優待券 |
60歳以上 | ジパング倶楽部 |
1. えきねっとトクだ値(JR東日本)
えきねっとで提供される割引きっぷ「トクだ値」には、基本的に以下の2種類があります。
- トクだ値1:乗車日1日前の23:50まで購入可能、割引率5〜10%程度
- トクだ値14:乗車日14日前の23:50まで購入可能、割引率20〜30%程度
さらに期間・区間限定で以下の派生版もあります。
- お先にトクだ値スペシャル21:最大50%割引。発売開始は乗車日1か月前の午前10時、購入期限は乗車日21日前の23:50まで。設定区間・発売枠が非常に限定的で、人気区間は即日完売することも。
東京〜仙台は通常約11,000円ですが、トクだ値14なら7,000円台で利用できます。時期や列車によってはさらに高い割引率の設定がある場合もあります。
利用の流れ
①えきねっとに無料会員登録
画面上部の「会員登録」から無料会員登録をします。

②出発地・目的地・日付を入力
今回はトクだ値14の乗車券を探すため、14日以上後の乗車日で検索します。

検索結果がこちら。対象の列車は「トクだ値 対象列車」の表記があります。

③トクだ値を選択して購入
「トクだ値30」と表示されていますが、30は「30%割引」の意味であり、トクだ値14の割引率が適用されています。
数字が日数のときと割引率のときとで混在しているので注意が必要です。

2. ビューカード×えきねっとでポイント高還元
えきねっとで新幹線eチケットを購入する際、ビューカードを利用すると、JRE POINTの還元率が大幅にアップします。
- 一般ビューカード:合計5%還元(えきねっと利用2% + VIEWプラス特典3%)
- ビューゴールドカード:合計10%還元(えきねっと利用2% + VIEWプラス特典8%)
さらに、定期券購入でもビューカードは高還元で、一般カードは3%、ゴールドカードは4%となります。Suicaチャージはカードの種類に関わらず一律1.5%還元です。
参考:VIEWプラス
還元額の例:
- 東京〜仙台の新幹線eチケット(片道約11,000円)を一般カードで購入すると、5%還元で約550円分のポイント、ゴールドカードなら10%で約1,100円分のポイントが付きます。
- 東京〜新宿の1か月定期券(約6,500円)を一般カードで購入すると約195円分、ゴールドカードなら約260円分のポイントが還元されます。
貯まったJREポイントはSuicaへのチャージや、どこかへビューーン!の利用等に使えるため、東日本エリアをよく利用する人にとって非常に魅力的です。
筆者は駅ビルでの買い物時に還元率が3.5%になるJREカードを愛用しています。

JREカードとビューカードゴールドについては、以下の記事でも紹介しています。


3. 金券ショップ利用
駅前や繁華街にある金券ショップでは、新幹線の自由席や指定席の紙チケットを、通常価格より安く購入できます。区間や時期によって割引率は変わりますが、数百円〜千円以上安くなることもあります。購入前に有効期限や利用可能日を確認しましょう。
4. 株主優待券(JR各社の割引率)
JR各社が発行する株主優待券を利用すると、乗車券と特急券が割引になります。新幹線に適用できるのは以下の3社です。
JR会社 | 割引率 | 備考 |
---|---|---|
JR東日本 | 運賃・料金40%割引 | 東北・上越・北陸新幹線など対象 |
JR東海 | 運賃・料金10%割引(2枚同時使用で20%) | 東海道新幹線含む全線対象 |
JR西日本 | 運賃・料金50%割引 | 山陽新幹線・北陸新幹線西側区間など対象 |
JR北海道・JR四国・JR九州には、新幹線割引の株主優待制度はありません。
なお、株主優待券を自力で入手するには、各社の株式を100株以上保有する必要があり、必要資金は数十万円〜100万円以上になることもあります。一般的にはこのハードルが高いため、メルカリ・ヤフオク・金券ショップでの購入が手軽です。相場は1枚あたり1,000〜3,000円程度で、有効期限や利用条件を確認してから使いましょう。
5. ジパング倶楽部(満65歳以上)
満65歳以上の方向けの会員制割引。年会費を支払うと、新幹線を含む全国のJR線で回数に応じた割引が受けられます(※会員証はJR東日本・JR西日本いずれの発行でも全国で利用可能)。
概要
項目 | 内容 |
対象年齢 | 満65歳以上(2024年4月1日申込分から統一) |
年会費 | 3,840円(税込)※JR東日本・JR西日本とも同額 |
割引率 | 1〜3回目:運賃・料金20%割引/4〜20回目:運賃・料金30%割引(年間20回まで) |
利用条件 | 片道・往復・連続で201km以上のJR線乗車が必要 ※2026年3月以降は片道101km以上に変更予定 |
有効エリア | 全国のJR線(発行会社が東・西いずれでも適用可) |
夫婦会員 | 新規受付は終了(2024年3月31日で停止)。既存会員のみ継続可 |
備考 | JR東海では会員募集なし(会員証提示で東海区間でも割引適用) |
※50〜64歳の方は、JR東日本「大人の休日倶楽部ミドル」やJR西日本「おとなび(ミドル)」など別制度がありますが、割引率や適用範囲はジパングより限定的です。
6. 格安パックツアー活用(楽天トラベル)
新幹線と宿泊を別々に予約するより、楽天トラベルの「新幹線+宿泊セット」を利用すると大幅に安くなるケースがあります。実際に**東京〜仙台(平日1泊2日)**で比較してみました。
条件:2025年9月3日〜4日、ホテルは「ドーミーイン仙台ANNEX」、大人2名利用。
個別予約(1人あたり)
- 新幹線往復(やまびこ・普通車指定席):21,120円
- ホテル宿泊(1泊):7,000円
- 合計:28,120円


楽天トラベル「新幹線+宿泊セット」(1人あたり)
- パック料金:23,600円

差額
- 28,120円 − 23,600円 = 4,520円安い!(約16%OFF)
※条件や時期により割引額は変動します。
💡 ポイント
- 楽天ポイントが貯まり、SPUの対象にもなる
- 新幹線は時期による価格変動が少ないため、パックの方が安くなることが多い
- 平日や閑散期の利用で差額が大きくなりやすい
差額+ポイントでさらにお得!
今回の例ではパック料金23,600円に対し、楽天ポイント(1%)が**236ポイント(236円相当)**付与されます。これにより、実質23,364円で利用可能。
もし楽天カード払いや楽天モバイル契約などでSPUを上げていれば、さらに多くのポイントが貯まり、お得度がアップします。
7. 旅行サイトのセールを活用する
楽天トラベルやじゃらんでは、定期的に大規模セールが開催されます。うまくタイミングを合わせれば、新幹線パックも通常より安く利用できます。
開催傾向
- 楽天スーパーSALE:例年3月・6月・9月・12月の年4回開催。新幹線パックも対象になることがあり、半額近くになるプランも登場。
- じゃらんスペシャルウィーク:年5回前後で開催。直近では6月下旬〜7月中旬に実施。次回は8月末ごろが予想されます。
💡 ポイント
- 開催情報は事前に告知されることが多いので、メルマガやアプリ通知をONにしておくと見逃しにくい。
- 既存の割引(えきねっとトクだ値・株主優待など)やポイント還元と組み合わせると、さらにお得度アップ。
楽天トラベル
じゃらん

まとめ|工夫次第で新幹線はもっと安く乗れる
新幹線は、正規料金で乗ると高額になりがちですが、カード還元・ネット限定割引・パックツアー・株主優待・高齢者向け割引・セールなどを組み合わせれば、誰でも手軽に交通費を節約できます。
今回紹介した7つの方法は、それぞれ対象や条件が異なるので、自分の旅行スタイルに合わせて活用しましょう。